自民党の河井克行党総裁外交特別補佐は7日、訪問先のワシントンで、トランプ米政権のスティーブン・バノン前大統領首席戦略官と会談した。バノン氏は昨年11月の中間選挙で、野党・民主党に下院で過半数を奪われたことから、「2019年はトランプ政権にとって大変ひどい年になる」と語った。
バノン氏は昨年、河井氏と会談した際、中間選挙では与党・共和党が上下両院で過半数を維持するとの見通しを示していた。河井氏によると、バノン氏はこの日、下院で共和党が大敗した結果を受け、「民主党が下院でさまざまな調査を仕掛けて、トランプ氏に傷を付けようとする。20年大統領選を占う前に、19年をどう乗り切るかが重要だ」と述べたという。
トランプ氏が公約に掲げているメキシコ国境の壁建設に関し、予算をめぐって与野党が対立し、米政府機関の一部が閉鎖に追い込まれている問題に関し、バノン氏は会談で、トランプ氏に対し、国境の壁を視察するよう進言したことを明かした。
バノン氏は会談後、記者団に「…