日産自動車は9日、電気自動車(EV)「リーフ」に、航続距離(フル充電で走れる距離)を約4割延ばした上級モデル「リーフe+(イープラス)」を追加して23日に発売すると発表した。今春以降に米国や欧州でも売り出す。選べるモデルを増やして、EVの普及に弾みをつけることを狙う。
イープラスは、2017年10月に全面改良して航続距離を2倍にした2代目リーフが搭載するリチウムイオン電池と比べ、蓄電容量が約1・5倍(62キロワット時)の電池を搭載。航続距離を458キロと2代目リーフの322キロより大幅に延ばした。最高出力も約1・5倍になり、時速80キロから100キロへの加速時間を約15%短くした。価格は消費税込み416万2320円。従来のモデルより50万円以上高くなる。自動追従などの運転支援機能を付けると同472万9320円。
横浜市の日産本社であった発表…