張栩名人への挑戦権をかけ、昨年12月に開幕した第44期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦は1月ラウンドが進行中。17日には、張名人へのリベンジを期す前名人の井山裕太五冠が、ホームグラウンドの大阪でリーグ初参加の鈴木伸二七段を迎えます。
12月の開幕戦では両者明暗が分かれ、現在、井山五冠は1勝0敗、鈴木七段は0勝1敗。ただ、これまでの二人の対戦成績は鈴木七段の1勝0敗と、対戦回数わずか1回とはいえ、リーグ参加9人の中でただ一人、井山五冠に勝ち越しています。その強みを大舞台で生かせるか。一方、井山五冠は先週11日、山下敬吾九段を挑戦者に迎えた棋聖戦七番勝負第1局を快勝。復調傾向にあるのは間違いなさそうです。
対局は、鈴木七段の先番で午前10時にスタート。朝日新聞デジタルでは対局開始からリアルタイムの棋譜をお届けし、勝負が佳境に入る午後4時からは金秀俊九段が終局まで同時解説します。お楽しみに!
同じ日、名古屋では先月手空きだった羽根直樹九段が、0勝1敗の孫喆(まこと)七段を迎えて初戦に臨みます。勝負が決まり次第、結果を朝日新聞デジタルで速報します。