張栩(ちょうう)名人(39)への挑戦権を争う第44期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)は21日、東京と大阪で第3ラウンドの残り2局が打たれた。東京・市ケ谷の日本棋院では、ここまで2連勝とただ一人無敗の河野臨九段(38)が、前局で井山裕太五冠(29)を破って意気上がる鈴木伸二七段(28)と対戦。河野九段が黒番中押し勝ちし、ただ一人3連勝。リーグ首位の座を堅持した。
一方、大阪・北浜の関西棋院では、2年連続で十段戦挑戦を決めて波に乗る村川大介八段(28)が、リーグ初参加でここまで勝ち星のない六浦雄太七段(19)と対戦。白番の六浦七段が、逆転勝ちをおさめ、うれしいリーグ初白星をあげた。
この結果、第3ラウンドまでの…