囲碁の現役最高齢棋士、杉内寿子(かずこ)八段(91)が、棋聖戦ファーストトーナメント(FT)で勝ち進んでいる。あと2勝すればFTを突破してCリーグへの出場権を得る。
杉内八段は、10日にあった棋聖戦ファーストトーナメント(FT)の3回戦で、50歳年下の溝上知親九段(41)に白番中押し勝ち。名人戦など三大リーグすべてに出場歴がある実力者を破った。次の相手は謝依旻六段(29)で、31日に対局する。
杉内八段は、一昨年に現役のまま97歳で亡くなった杉内雅男九段の妻。雅男九段の死後、現役最高齢棋士となった。