インフルエンザかもしれないと思ったら、出社前に医師にビデオ通話で相談しながら、検査キットで調べる。そんなサービスの実証実験が始まった。職場での感染拡大を防ぐのに一役かいそうだ。
インフル猛威、1週間で50万人増える 6千施設が閉鎖
画期的なインフル薬、耐性ウイルス検出「処方に注意を」
インフルエンザの猛威、ここにも 高齢者の施設では死者
実験をするのは、医療系ベンチャーでオンライン診療サービス「クロン」を手がける「MICIN(マイシン)」。三菱商事などの社員と家族の計数百人が参加する。参加者は事前に、専用アプリをスマートフォンに入れ、薬局から検査キットを受け取っておく。
発熱や関節の痛みなどインフルエンザが疑われたら、専用アプリで協力医療機関に予約を入れ、スマートフォンのビデオ通話機能を使って医師に相談する。
医師はパソコン画面で患者を問診し、患者は医師の指導を受けながら鼻をかみ、とれた鼻汁と試薬を混ぜたものをキットに滴下して検査。医師が病状を判断し、「出勤を控えるべきだ」「確定診断のために医療機関を受診するべきだ」などの助言をする。
23日に三菱商事であった説明…