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「笑いの正解はひとつじゃない」若手芸人、下克上の現場

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2019-1-30 9:12:12  点击:  切换到繁體中文

 

いつかM―1王者に。たぎる野望とあふれる情熱を胸に、若者たちがしのぎを削るステージが大阪・難波千日前にある。「よしもと漫才劇場」。通称「マンゲキ」だ。


昨年の暮れ、ビル5階のマンゲキは熱気に包まれた。結成3年目の若手コンビ「たくろう」の単独ライブが開かれた。300ほどの席は若い女性たちで埋まり、立ち見も出ている。2人が登場すると、拍手とともに「かわいい」という声が漏れ聞こえた。


「眼鏡のパーマ」きむらバンド(28)と、「裸眼のショートボブ」赤木裕(ゆう)(27)が、1本のマイクを挟んで向き合う。赤木のボケにきむらが優しくツッコミを入れる。


書道教室のネタでは――。


きむら「大人の書道教室ってあるんですが」


赤木「オトナの? 書道教室……行く!」


きむら「なんかやらかしそうですね」


赤木「やらしくないよ」


きむら「では、書道で一番大切なことは?」


赤木「……体幹トレーニング」


きむら「ではないですね。心を落ち着かせることなんです」


赤木「心……躍る……アンコール」


微妙にかみ合わないやりとりに笑いがはじける。1時間ほどで6本のネタを次々繰り出した2人は、両手を振って観客の拍手に応えた。


張り切る理由がある。昨年の漫才日本一決定戦「M―1グランプリ」で準決勝まで進出。決勝に進む最後の1枠を争う敗者復活戦に臨んだものの、制限時間の3分30秒以内にネタを収めきれず、まさかのタイムオーバーで敗れ去った。オチを言えずにステージを去る姿がテレビに流れ、チャンスはするりと逃げた。


もう一組、劇場史上最速でメンバー入りした大型ルーキー「ポップマン」にも話を聞いた。知っておいて損はない!? 彼らは何者なのか。


「僕らにとって初の全国放送。…



 

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