中古品販売大手のコメ兵(名古屋市)は30日、名古屋駅前の商業施設「タカシマヤ ゲートタワーモール」に、仮設の「買い取り店舗」を開いた。モールの買い物客に気軽に立ち寄ってもらい、客層を広げるねらいだ。2月26日までの期間限定。
仮設店舗は4階に構え、持ち込まれた時計やブランドバッグなどをコメ兵の鑑定士がその場で査定して、買い取る。買い取りの成立、不成立にかかわらず、モール内で使える割引のクーポン券やカフェのドリンク券がもらえる。
昨年10月に古物営業法が改正され、期間限定の仮設店舗で買い取りができるようになった。これまでは、許可を得た業者の店舗や訪問買い取り先の自宅に限られていた。コメ兵は昨秋、名古屋市内のコメダ珈琲(コーヒー)店本店に仮設店舗を出すなどして、顧客との接点を増やそうとしている。