国民民主党に離党届を出して立憲民主党入りを希望している藤田幸久参院議員が31日、国会内で国民の平野博文幹事長と面会した。藤田氏が離党届の提出後、党幹部に会うのは初めて。改めて離党の意向を伝えた。
藤田氏は面会後、朝日新聞などの取材に対し「(離党の)気持ちに変わりはない。平野幹事長からは慰留を受けた」と述べた。
藤田氏はインフルエンザで療養中の24日、秘書を通じて国民に離党届を、立憲に入党届を提出。だが、国民側は「直接話を聞いていない」として党内手続きを進めておらず、参院野党第1会派は立憲と国民が27議席と同数で、国会での質問順を毎回抽選で決める事態になっている。藤田氏は夏の参院選茨城選挙区(改選数2)で改選を迎え、支持率が低迷する国民では選挙に不利との考えがあるとみられる。