任天堂は1日、LINE(ライン)とスマートフォン向けゲームの開発と運営で協業すると発表した。今年の夏に、人気パズルゲーム「ドクターマリオ」の最新作を配信する。
無料でダウンロードして遊ぶことができるが、ゲーム内で有料の部分もある。まず、日本や米国など60カ国・地域で配信を始める。
メッセージアプリとしてのLINEは日本を中心に1億6千万人が日常的に利用しており、任天堂は、このユーザーにゲームで遊んでもらうことを期待している。LINEは「LINE:ディズニー ツムツム」などの人気スマホゲームを配信していることから、任天堂にはノウハウを取り入れる狙いもある。
任天堂は16年にスマホゲームに参入。18年にはサイゲームス(東京)と提携し、ロールプレイングゲーム「ドラガリアロスト」を配信した。古川俊太郎社長は1日の経営方針説明会で「今後もいい話があれば、他社とのパートナーシップを積極的に展開する」と話した。(中村光)