米電気自動車(EV)大手のテスラは6日、大衆向けの「モデル3」(中距離型)の価格を、これまでより1100ドル値下げし、4万2900ドル(約471万円)とした。テスラは今年1月初めにも値段を2千ドル引き下げたばかり。ただ、目標にしている3万5千ドル(約384万円)のモデルの発売にはまだ至っていない。
テスラが従業員数を7%カット 高コスト体質抜け出せず
テスラは6日、顧客向けの他の優遇措置を2月初めに終えたことでコストが浮いたとして、「モデル3の価格を1100ドル引き下げることができる」と説明した。昨年末までは7500ドルだった米政府からの1台当たりの税額控除が、今年1月から3750ドルに半減し、7月にはさらに半分の1875ドルに縮小する見込みのため、需要を喚起するために値下げの必要性に迫られていた。
テスラ車はもともと、10万ド…