島根県浜田市の刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」で、1月下旬からインフルエンザの集団感染が起きている。センターによると、2月7日までに受刑者68人と職員74人の計142人が感染し、すべてインフルエンザA型だった。重症者はおらず、すでに治った人もいるという。
センター内の受刑者は7日現在で1248人。7日時点では受刑者65人、職員12人の計77人が感染している。感染した受刑者は病棟などに隔離し、刑務所の運営に支障はないという。
予防接種は、高齢者や持病のある受刑者を対象に、昨年11月初旬~12月中旬に計約80人に実施した。職員への接種は任意だった。(浪間新太)