テーマパーク「レゴランド・ジャパン」が名古屋臨海部にできて間もなく2年になる。7月には新エリアも開業する。魅力向上に努める運営会社のトーベン・イェンセン社長に話を聞いた。
レゴランド、新エリアのテーマは「ニンジャ」 7月開業
レゴランド・ジャパン
――「レゴランド・ジャパン ホテル」と水族館「シーライフ名古屋」が開業して約10カ月です。
「ホテルの稼働率は、週末などにほぼ100%です。シーライフ名古屋は、スタッフによる生き物の説明が喜ばれています。日本の観光地は東京や大阪、京都が有名ですが、レゴランドの知名度も高まり、『名古屋に行こう』とお客様が判断しやすくなったと思います。2年目は外国からのお客様が前年の3倍に増えました」
――昨年、1日券と年間パスポートの値段を改定。実質値下げしました。
「東日本大震災や東京五輪の開催決定で建築費が計画より15%ほど上がり、開業時の価格設定に影響しました。当初、大人(13歳以上)が6900円、子ども(3~12歳)が5300円した1日券は高いという声がお客様からありました。2017年4月の開業後すぐに対応を考え、5月に前売り券を割引しました。色々試して、2年目に新たな料金体系をつくりました。今は大人が閑散期で5千円、子どもは3700円で買えます。年間パスポートも価格を見直し、全体的に値下げしました」
「米国ではディズニーなどテーマパークの入場料が日本円で1万円以上します。日本の相場の7、8千円は安い方でしょう」
値下げ効果実感
――値下げの効果は。
「平日にベビーカーを押す母親の来場者が増えました。ハロウィーン、クリスマスのイベントでもリピーターがいらっしゃいます。テーマパークは一般的に開業2年目に来場者数が落ち込みますが、台風などの影響を除き、大きな影響はありませんでした」
――4月から開業3年目…