大リーグのマリナーズに加入した菊池雄星が12日、米アリゾナ州で春季キャンプをスタートさせた。
菊池は事前に練習時間が短いことは分かっていても少し戸惑った。キャッチボールは10分程度。「やっと肩が温まってきたなと思ったらみんな終わっていたので、早く終えないとなあと。投げ足りなかったところもあった。でも慣れていくものだと思う」と笑った。キャッチボールのあとは投手前のゴロをさばくフィールディング練習とランニングだけで、約1時間半でチーム練習が終わった。
短い時間でも「気を入れた」。練習前のミーティングでは「監督からはとにかく競争だと言われた。きょうは34人の選手がいたが、アピールして開幕(ベンチの)椅子をつかみにいかないといけない」と語った。(ピオリア=坂名信行)