新興の米電気自動車(EV)メーカー、リビアンは15日、米アマゾンなどから計7億ドル(約770億円)の出資を受けると発表した。リビアンは、米国の消費者が好む高級大型車のEVを開発中で、米EV大手テスラの「将来のライバル」(米メディア)とも目される。今回の出資は、2020年後半に見込む販売開始に向けて、開発や生産準備を加速させる狙いとみられる。
リビアンは昨年11月のロサンゼルス自動車ショーで、ピックアップトラック型の「R1T」と、スポーツ用多目的車(SUV)「R1S」の2車種を初めて披露。斬新なデザインや640キロを超す航続距離、自動運転機能などが注目を集めた。米イリノイ州にあった三菱自動車の旧工場を買い取り、そこでEVの生産に入る。
リビアン創業者のスカリンジ最高経営責任者(CEO)は「我々のビジョンを実現するには適切なパートナーが必要だ。製品や技術、体験をつくりだす旅路にアマゾンが加わってくれることに興奮している」とコメントした。
リビアンには住友商事も201…