落語家・立川志の輔(65)が来年で真打ち昇進から30年を迎える。師匠の故・談志に「立川流の最高傑作」と評された男は、新作の演出で客席を驚かせ、活躍の場を広げ続けてきた。2月25日には、東京・神保町にある「らくごカフェ」10周年を記念した日本武道館での公演に出演する。落語にかける思い、そして今後の展望とは――。本人が語った。
武道館公演、落語の神様に「やってみろ」
――武道館は1万人規模の舞台だ。
私の落語活動は大きく分けて2種類。一つは自分で、この場所で何日間かやりたい、やるにあたっては、多分この新作をこういう構成で、というもの。
観世能楽堂、EXシアター六本木、パルコ劇場、本多劇場などがそれ。もう一つは主催者から声をかけて頂いて出かけていくもの。
でも、武道館公演はどちらにも…