KDDIは19日、東京電力エナジーパートナー(東電EP)と電気・ガス販売で業務提携を結んだと発表した。関東地区でKDDIの「au」ブランドの携帯電話を契約する人が、東電EPの電気・ガスを使うと、値引きやポイント還元を受けられるようになる。
KDDIは携帯電話の通信料の伸びが頭打ちのなかで、電力や金融などの非通信分野に注力している。今回の提携は、東電の知名度を生かし、電力販売の拡大を目指す狙いだという。
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提携プランの販売は21日から。KDDIが展開する「auでんき」は、auの携帯とセットで電気を契約すると、料金の最大5%がポイントで還元される。関東では同社が独自に電力を調達してきたが、今後は東電EPの電気を代理販売する。料金は変わらない。
また、東京ガスの利用者が東電EPのガスに乗り換えるとガス代が3%程度安くなり、当初の1年間はさらに5%割り引かれる。加えて、携帯、電気、ガスをすべてau・東電EPと契約すると、年1200円分のポイントが還元される。