毎月勤労統計の調査手法について、厚生労働省が中江元哉・元首相秘書官(現・財務省関税局長)の「意見」を受け、有識者検討会の結論を変えた可能性が浮上した。意見があったとする厚労省側の証言に対し、中江氏は「記憶にない」を連発。野党は、官邸の意向を官僚が忖度(そんたく)したとの批判を強め、森友学園や加計学園の問題との類似性を指摘している。
元首相秘書官「意見」後、結論変更 厚労省の統計検討会
21日の衆院予算委員会の審議では、中江氏から2015年9月14日に手法変更の検討を求める「意見」を受けたとする厚労省側の「証言」が相次いだ。
厚労省の藤沢勝博政策統括官は…