新しい元号は何になるのか。4月1日の発表まで1カ月あまり。予想イベントが各地で行われ、盛り上がっている。SNSでも「私案」や「キラキラ元号」を発信して楽しむ人もいる。
「簡単な漢字がいいらしいよ」「難しいな」。22日夜、大阪府枚方市のスーパー銭湯「スパバレイ枚方南」。1階のレストランでは、同市の木下泰宏さん(34)と妻のひとみさん(39)が、新元号の案を考えていた。
店では今月1日からテーブルに用紙を置き、案を募集。当たれば入浴券5枚を贈る予定で、すでに300人超の応募があった。泰宏さんは「泰平」、ひとみさんは「安心して暮らせるスケールの大きな時代になってほしい」との思いを込め「安大」と書いた。
岡山県久米南町の図書館では今年1月から予想企画をスタート。入り口近くに利用者が考えた元号案を掲示している。ささっと書く人もいれば、紙を持ち帰り熟考する人も。担当者は「新元号の制定に出合うことはなかなかない。みんなで元号についてしっかり考える機会にしてほしい」。当たれば、本の貸し出し上限が20冊から無制限になる特典がある。
老舗人形問屋の久月(東京)も…