プロボクシングの東洋太平洋とWBOアジアパシフィックのミドル級の2タイトルをかけた試合が24日、大阪市内であり、挑戦者の野中悠樹(41)=井岡弘樹ジム=が3―0で判定勝ち。日本ボクシングコミッション(JBC)によると、国内ジムに所属した男子選手として東洋太平洋タイトルを最年長で獲得した。
サウスポーの野中は1回、左のカウンターで2冠王者の細川チャーリー忍(34)=金子=からダウンを奪う。以降は圧力をかけてくる王者を足でさばいた。「キャリアが生きた。相手のパワーを殺せたし、相手に付き合わなかった」
自身初の世界戦へ執念を見せる野中は「月間500キロ走っている。スピードは落ちていない」と話した。
JBCのライセンスは37歳で失効するが、王者経験者などは申請により延長が認められる。野中はスーパーウエルター級の元東洋太平洋王者。