全日本テコンドー協会の理事会が11日に開かれ、総会の議決権を持つ正会員たちから出された強化体制への要望書の内容を検証することが決まった。6月30日の総会では正会員の1人が、不手際が続く強化委員会の刷新などを求める動議をし、「正会員14人の署名がある」と理事会宛ての要望書を配ろうとしたが、議長の金原昇会長が認めなかった。安藤尚徳専務理事は「要望書は理事会として受け取った。署名者の処分はしない」と話した。また、総会で再任が否決された強化担当理事2人について、金原会長が訴えた理事会からの再推薦に関しては、結論が出なかった。