大阪維新の会は、4月の統一地方選にあわせた大阪府議選に維新所属の前衆院議員の擁立を内定した。大阪府高槻市・三島郡選挙区(定数4)で、公明党府本部幹部の現職に「刺客」を立てる。大阪都構想をめぐる公明との交渉が難航する中、決裂に備えて議員選挙への準備を本格化させた格好だ。
維新が擁立を内定したのは、松浪健太前衆院議員(47)。同じ選挙区には維新現職のほか、公明現職の林啓二・府本部幹事長(66)が立候補する予定。林氏は維新側との交渉の中心役を担っている。このほか、共産党の現職や自民党、立憲民主党の新顔も立候補する見通し。維新は高槻市を地盤に国会議員を5期務めて知名度のある松浪氏を2人目の候補として立てることで、公明に圧力をかける狙いだ。
維公は、都構想の是非を問う住…