4月の統一地方選に向け、愛知県日進市に住む高校生3人が、市長選の立候補予定者との意見交換会を16日に開く。題して「日進市、4月に市長選べるらしいよ。知ってた?」。「若者が政治に関心を持つはじめの一歩に」と願い、投票率が低いとされる35歳以下に参加を呼びかけている。
企画したのは、豊田大谷高3年の堀内華さん(18)、名古屋西高3年の中島沙紀さん(18)、千種高2年の坪井優奈さん(18)。高校生が地域の社会貢献について学ぶ「日進わかもの塾」や、留学経験を発表するイベントを通じて知り合った。
日進市長選は、現職が任期を残して引退すると表明し、4月の統一地方選で実施される。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初めてとなる。
3人は、最も身近な市長を選ぶ選挙なのに、若者の関心が低いことが気になっていた。1月下旬から堀内さんと坪井さんが「どうしたら投票に行くのか」と検討を始め、大学受験を終えた中島さんが2月から加わった。週1回のペースで集まり、「まずは立候補予定者とふれあい、話を聞いて身近に感じてもらうことから始めよう」と決めた。
立候補予定者を訪ねて自分たち…