九州電力は28日、2023年度までの5年間で社内の課長級(グループ長)以上のポストに新しく登用する女性の数を3倍以上にする目標を発表した。09~13年度に7人だった新規登用数を21人以上へ増やす。このため、保育園や学童保育の費用を補助するなど女性もフルタイムで働きやすい制度を導入する。
九電社員1万2892人のうち、女性は1049人(8・1%)。昨夏、九電では初めて、本店の部長に女性が就いた。ただ、係長級以上のポストに就く4812人のうち女性は110人(2・2%)。このうち課長級以上になると1118人のうち18人(1・6%)と登用は低調だ。子育てなどの事情で退職したり、フルタイムで働けなかったりする女性もいるため、サポート態勢を強化する。