県営名古屋空港を拠点とする航空会社、フジドリームエアラインズ(FDA)は、5月に中部空港からの初のフライトを行う。改元を迎える5月1日に、富士山上空で日の出を楽しむチャーター便を飛ばす。
午前4時前に中部空港を出て、同5時半に戻る予定。募集は60人で、代金は2人1組で税込み7万5800円。1日、愛知県の大村秀章知事を表敬訪問したFDAの三輪徳泰社長は「24時間発着できる中部空港なら日の出を見られる。チャーターは今後も様子を見て考えたい」と話した。
地域航空会社のFDAは保有する12機が全て80席ほどの小型機。県営名古屋空港を拠点とし、中部空港からの発着は緊急時などに限っていた。中部への定期便就航について三輪氏は1日、「競争力の点で厳しい。ハードルが高い」と否定的な考えを示した。