和食レストランなどを運営する梅の花(福岡県久留米市)は5日、今年5月から店舗の定休日を設定すると発表した。来年4月まで計24日間設ける。働き方改革の一環で従業員が休みやすい環境を作るほか、慢性化する人手不足に対応する狙いがある。
対象店舗は商業施設などに入る店舗を除く全国約80店と、テイクアウト専用の一部店舗。定休日は原則として毎月第一・第三の月曜日を対象とし、祝日の場合は翌日の火曜日を休みにするという。
これまでは元日を休みにする店舗もあったが、基本的に定休日はなかったという。決められた休みを作ることで、働く意欲を高めて従業員の定着にもつなげたい考えだ。
定休日の設定で売上高は減少するが、人件費なども抑えられるため営業利益への影響は小さいと見込んでいる。(田幸香純)