河野太郎外相が4月中旬、中国を訪問する方向で調整していることがわかった。王毅(ワンイー)国務委員兼外相と会談し、北朝鮮情勢などについて議論する。習近平(シーチンピン)国家主席の訪日に向け、事前に双方の考え方をすりあわせる狙いもある。河野氏は滞在中、王氏と共に経済協力について話し合う「日中ハイレベル経済対話」にも出席する方針だ。
また、昨年10月に安倍晋三首相が訪中した際、李克強(リーコーチアン)首相と合意した「日中イノベーション協力対話」の初会合が3月下旬に北京で開かれることもわかった。外務省や経済産業省の次官級と、中国商務省と国家発展改革委員会の幹部らがAI(人工知能)など先端技術の連携について協議する。
「日中ハイレベル経済対話」で…