日本維新の会は6日、与野党が対立した新年度予算案の衆院通過をめぐる1~2日の「深夜国会」で、衆院で職員889人が残業し、超過勤務手当は約1800万円だったと発表した。タクシー代は約150万円だった。維新が国会事務局に資料を要求。国会開会中の平均的な超過勤務手当の額は明らかになっておらず、深夜国会になったことで手当がどれだけ膨らんだかはわからないという。
1日の予算案審議をめぐっては、立憲民主党など主要野党が根本匠厚生労働相に対する不信任決議案を提出して対抗。与党は予算の年度内成立を確実にするために衆院通過を急ぎ、深夜に衆院本会議を開会、2日午前2時ごろまで続いた。維新の遠藤敬国会対策委員長は記者会見で「税金の使い方として説明がつくような国会のあり方を問うていきたい」と述べた。