国民民主党は6日の総務会で、立憲民主党への移籍を希望して離党届を出した藤田幸久参院議員を除籍処分にした。近く藤田氏の会派離脱手続きを取る。藤田氏は立憲会派に移籍する見通しで、国民は野党第1会派の座を譲ることになる。
藤田氏は参院選茨城選挙区(改選数2)で国民公認が内定していたが、1月24日に国民に離党届、立憲に入党届をそれぞれ提出。国民が離党を認めず、1カ月以上も国民に留め置かれていた。藤田氏が立憲に移籍すれば立憲が28人となって野党第1会派となり、委員会の野党筆頭理事も立憲が占める見通し。
国民は6日の総務会で、元東京都議の塩村文夏(あやか)氏の除籍処分も決定。塩村氏は次期衆院選広島3区の国民公認候補に内定していたが、今夏の参院選東京選挙区(改選数6)に立憲公認で立候補する意向を表明した。