全日本民主医療機関連合会(民医連)は6日、経済的な理由により医療機関での受診が遅れ、2018年に死亡した人が77人いたと発表した。このうち22人は、保険料が払えないなどの理由で公的医療保険に加入していない無保険者だったという。
調査は18年1~12月、民医連に加入する全国の病院・診療所636カ所を対象に実施。死亡した77人のうち57人は60代以上だった。
無保険者を除く55人のうち、11人は保険料滞納で有効期間が短い「短期保険証」しか持っておらず、2人は滞納で医療費が全額自己負担となる人だった。37人は通常の保険証を持っていたが、自己負担分を払えないなどの理由で早期に受診していなかったという。
国民健康保険に加入していた5…