バローホールディングス(本店・岐阜県恵那市)は6日、東海・北陸地方などで展開する傘下のスーパー「バロー」の全240店で2019年4月以降、年4日一斉に休業すると発表した。人手不足が深刻化するなか、従業員が休みをとりやすい環境をつくり、人材定着を期待する。
一斉休業するのは、1月1日と2日のほか、2月と6月のそれぞれ1日ずつ。店舗が入る商業施設の休業日に合わせる場合もある。これまでは1月1日を除き原則として「年中無休」で営業してきた。働きやすい環境を整備し、やめる人を減らし、新規採用のアピールにつなげるという。
広報担当者は「業界では年々、新卒採用が難しくなっている。全店休業日の導入で『働きやすい会社』をめざしたい」としている。
東海地方の外食企業では、しゃぶしゃぶ店などを展開する木曽路(名古屋市)が、大型連休後の5月7日と8日に全店で一斉休業すると発表している。(斉藤明美)