将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(16)が8日、大阪市福島区の関西将棋会館で、第32期竜王戦(読売新聞社主催)のランキング戦4組の2回戦で、畠山成幸(なるゆき)八段(49)と対局している。
藤井聡太 名人への道
自身は昇級、藤井聡太七段は逃し…「師匠としては複雑」
5日あった第77期名人戦・C級1組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の最終11回戦で都成竜馬(となり・りゅうま)五段(29)に勝利し、ほぼ1年がかりで9勝1敗という好成績を挙げたものの、わずかの差で昇級を逃してから、初めての対局。今期C級1組は大激戦で、9勝1敗が4人も出た結果、前期成績に基づく今期順位の差で、藤井七段は惜しくも昇級に届かなかった。そして迎えた本局で、藤井七段はいつも通り、ひょうひょうとした雰囲気で対局室に現れた。将棋盤の前に座ると、気合の入った表情も見せ始めた。
対局は午前10時に始まった。持ち時間は各5時間。終局は夜になる見通し。
竜王戦は、将棋界に八つあるタ…