将棋の羽生善治九段(48)が23日、第60期王位戦(新聞三社連合主催)の挑戦者決定リーグで谷川浩司九段(57)に勝ち、公式戦の通算勝ち数を1433勝(590敗2持将棋)とし、故大山康晴十五世名人が作った歴代最多勝記録に並んだ。48歳7カ月での達成で、大山十五世名人の69歳3カ月を大幅に上回る若さで大記録に到達した。
名人への道 藤井聡太
永世七冠 羽生善治
羽生九段は終局後、「今年に入ってからは目標にやっていこうと思っていた。大山先生は偉大な先生なので、ちょっとでも近づいていけるように頑張っていきたい」と話した。
新記録がかかる次の対局は30日、第32期竜王戦ランキング戦1組の3位決定戦で木村一基九段(45)と対戦する。この対局にむけては「気負わずにいつもどおりに指せたら」と話した。
羽生九段は1985年にプロデ…