将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(16)が15日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された第45期棋王戦(共同通信社主催)の予選で牧野光則五段(31)に139手で勝った。本戦トーナメント進出をかけ、都成(となり)竜馬(りゅうま)五段(29)と対戦する。
名人への道 藤井聡太
永世七冠 羽生善治
対局は午前10時に始まり、午後8時8分に終局。勝った藤井七段は「序盤から力戦型だったんですが、途中、こちらから動くのが難しい形になってしまい、先手番としては、いまひとつな展開になってしまったのかな、と思っていました。本譜は強く打開されて、その後も、こちらの玉がずっと薄い形が続いたので、きわどい将棋だったのかな、という気がします。棋王戦は過去2回はいずれも本戦の1回戦で敗れていますので、今期は、それより、もっと上を目指せたら、と思っています」。敗れた牧野五段は「千日手か、打開するか、という感じだったんですが、打開は無理だったんですかね」と話した。
日本将棋連盟によると、201…