将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(16)が15日、大阪市福島区の関西将棋会館で、第45期棋王戦(共同通信社主催)の予選に臨み、牧野光則五段(31)と対局している。
名人への道 藤井聡太
永世七冠 羽生善治
対局は午前10時に始まった。持ち時間は各4時間。終局は夜になる見通し。
日本将棋連盟によると、2019年度の藤井七段の成績は3対局を戦い、3勝0敗(未放映のテレビ対局は除く)。
棋王戦は、将棋界に八つあるタイトル戦の一つ。全棋士と女流名人、アマ名人が参加。予選はトーナメントで行われ、その通過者とシード者で本戦トーナメントが行われる。本戦トーナメントはベスト4以上は2敗失格制で、敗者復活戦があるのが特徴だ。挑戦者決定戦は変則二番勝負で、勝者組の優勝者は2局のうち1回勝てば挑戦権を獲得できるが、敗者復活戦の優勝者は2連勝が挑戦の条件となる。挑戦者と棋王は、例年2~3月に五番勝負を行っている。
この日、藤井七段が対局してい…