洋楽の来日公演を主催し、コンサート事業を牽引（けんいん）してきたウドー音楽事務所の５０年記念特別展「海外アーティスト招聘（しょうへい）の軌跡」（朝日新聞社など主催）が８日、東京・有楽町マルイ８階特設会場で始まった。１９６７年の設立以来、半世紀以上にわたるコンサートのポスターやチケット、スーパースターのギター、実際に使われたステージ衣装などが展示されている。貴重なギターを弾ける抽選会もある。３１日まで。

２００枚を超える来日公演のポスターは見ものだ。７２年のレッド・ツェッペリン最後の来日公演、ＫＩＳＳが日本で初めて火を吹いた７７年のコンサート、３時間を超えた８５年のブルース・スプリングスティーン初来日公演、９１年のジョージ・ハリソンとエリック・クラプトンのジョイントライブなどのポスターが、年を追って展示されている。

７日の内覧会では、訪れた人たちが長時間足を止め、見入っていた。同社の高橋辰雄代表取締役は「過去を振り返り、現在を考え、未来を語り合う場にしてもらえれば」と話す。

会場奥には、ジェフ・ベック、サンタナ、リッチー・ブラックモアら伝説的なギタリストたちから贈られたギターが並ぶ。クリスティーズで落札したエリック・クラプトンのギター、エアロスミスのメンバー全員がサインしたギターもある。

ほかに、リッチー・ブラックモ…