今月開かれる米国の大型野外音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」は、世界の注目を浴び、1年の音楽シーンを占う存在とされるイベントだ。そこに、日本の女性3人組テクノポップユニット「Perfume(パフューム)」が14、21日夜(日本時間15、22日昼)に出演する。3人は7年前から海外でのライブ活動にも精力的に取り組み、今も海外ツアー中。3月下旬に、今の思いを聞いた。
Perfume、米野外フェスに 変わる海外進出の意味
――出演決定をどう受け止めましたか?
あ~ちゃん 「すごーい!」って思いました。Perfumeチームの夢でしたから。ついにお声掛け頂き、めちゃくちゃうれしかったです。
――米国・NYの「マディソンスクエアガーデン」のような大規模会場でのライブが目標、と以前から発言されています。今回は目標への大きなステップでしょうか。
かしゆか マディソンへの道のりのひとつ、とは考えていなかったけれど、その夢をかなえるためには、自分たちを自発的に探して知ってくれている人だけじゃなくて、「まだまだパフュームを知らない人たちの前に立つことも必要だよな」と思っていました。「アメリカのフェスに出たい」という気持ちは強かったので、決まった時はうれしかったです。でも、コーチェラの規模を知っている分、覚悟も必要だなって。
――他の出演者もビッグネームばかりです。どんなパフォーマンスをしたいですか?
あ~ちゃん 今の自分たちが「面白い」と思う、ベストなものを全部持っていって、やれたらいいな。自分たちにできることは、全部やる。国立競技場が工事に入るタイミングでステージに立たせて頂いた時、「2020年まで自分たちが続けられているかはわからない」と思っていたので、気合を入れました。でも今、なんだかんだで続けられていて、大きなステージに立てることになった。だから、悔いの無いようにやりきりたい。フェスでしか見られない演出と楽曲でいこうと思っています。
――音楽とパフォーマンス、テクノロジーが融合したステージが持ち味です。日本の野外音楽フェスでは、3人のパフォーマンスをシンプルに見せていますが、コーチェラではどうしますか?
あ~ちゃん がっつり、テクノロジーと融合させます。それが自分たちの良い所、面白い所だと思うので。海外の人に食いついてもらえるような要素は全部もっていって、やれることはやります!
――7年前から断続的に海外ツアーをしています。海外進出当初、周囲からは海外を意識して大人っぽい衣装にしようという意見もあったそうですね。
のっち 日本人ってすごく子供っ…