英国の著名なピアノコンクールであるヘースティングズ国際ピアノ協奏曲コンペティションで2日、日本から出場した小井土文哉さん(23)が1位を獲得した。賞金1万5千ポンド(約221万円)のほか、英ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団との公演などの権利が与えられる。
小井土さんは1995年、岩手県釜石市生まれ。桐朋学園大を卒業し、現在、同大ソリスト・ディプロマコース在学中。昨年10月には、第87回日本音楽コンクールピアノ部門本選でも1位を獲得した。
同コンペは、ソロ演奏に加え、オーケストラと協演する協奏曲の演奏を競う。上位入賞者がその後の国際的なコンクールでも活躍するなど、登竜門として知られる。今回はセミファイナルに進んだ13人のうち4人を日本人が占めた。小井土さんは最終選考6人に日本人で唯一残り、本選でラベルのピアノ協奏曲ト長調を演奏した。(ロンドン=石合力)