「クイーン+アダム・ランバート」による来年1月の来日公演が発表された17日、東京、大阪、神戸の計7カ所で朝日新聞の号外が約1万5千部配布された。
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クイーン来日公演へ 「ボヘミアン」ヒット受け来年1月
午前8時、東京都港区のJR新橋駅前。「映画で話題の人気ロックバンド、クイーンの来日公演が決まりました」というかけ声とともに配られ始めた。駅前を行き交う人々は足を止めて紙面を受け取り、じっくりと眺める人もいた。
会社員の加来結子さん(23)は映画を見てクイーンの魅力を知った。「それまでは世代的にクイーンのことを知らなかった。映画の中で流れていた曲をあとで聴き直した。日本に来るのはとても気になる」
会社員の清水剛さん(52)は「免許を取りたての若いころに、友人がドライブで流していた」と懐かしんだ。「耳にメロディーが残っている。人気のあるグループ。できるなら来日公演に行ってみたい」
来日公演が発表されたこの日は、日本における「クイーンの日」。フレディ・マーキュリー(ボーカル)、ブライアン・メイ(ギター)、ジョン・ディーコン(ベース)、ロジャー・テイラー(ドラムス)の4人が1975年に初来日して羽田空港に降り立ち、熱烈な歓迎を受けた。
91年のフレディ死去、97年のジョンのグループ離脱を経て、現在はブライアンとロジャーがクイーンとしてアダム・ランバートらと活動している。「クイーン+アダム・ランバート」としては14、16年に続き3度目の来日公演になる。
来年1月25、26日にさいたまスーパーアリーナ、28日に大阪・京セラドーム、30日にナゴヤドーム。主催は朝日新聞社など。(山本悠理、坂本真子)