ネスレ日本は4月1日から、スターバックスブランドのコーヒーカプセルを売り出す。300万台の出荷台数を誇る家庭用のカプセル式コーヒーマシンの事業を強化するため、世界的に人気があるスタバと手を組むことにした。
新しいカプセルはスタバのブレンドコーヒーやラテ、カプチーノなど5種類。いずれも12パック入りで、希望小売価格は税抜き908円。全国のスーパーやネスレ日本のインターネット通販サイトで売り出す。
ネスレ日本は2007年からカプセル式のマシンを国内で販売。ボタンを押すだけで抽出できる点や抹茶や紅茶などにも使える点が人気だ。既存のコーヒーブランド「ネスカフェ」に加え、スタバのブランドでより若い層にアプローチできると期待する。
ネスレとスターバックスが昨年8月にコーヒー製造などで提携し、今回の取り組みはその一環。国内のオフィスや大学向けにコーヒーを提供するスタバの事業も、4月からネスレ日本が引き継ぐという。(久保田侑暉)