日米両政府が外務・防衛閣僚会合(2プラス2)を4月末にワシントンで開く方向で調整していることが分かった。5月下旬のトランプ米大統領の訪日前に、日本政府が昨年改定した「防衛計画の大綱」に基づく日米の防衛協力などについて議論する。
日本政府関係者が明らかにした。2月末の米朝首脳会談で合意に至らなかった北朝鮮の核ミサイル問題への対応や、米国が表明した米ロ間の中距離核戦力(INF)全廃条約からの離脱も議論される見通し。
日本側は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設の現状を報告する。一方、米側が負担増を求めているとされる在日米軍の駐留経費には言及しない方針だ。