安倍晋三首相の支持基盤は「若年・都市部」――。そんな傾向が、愛媛県の自民党地方議員を対象にした朝日新聞と前田幸男・東大教授(政治学)による共同調査で浮かび上がった。愛媛県は昨秋の総裁選で、首相と石破茂氏の地方票(党員・党友票)の割合が全国平均と同じ。そこを「全国の縮図」と見立て、統一地方選を前に地方議員の意識を探る。
安倍首相は連続3選を果たした総裁選で国会議員票の8割以上を得たが、地方票は55%どまり。地方では石破氏の善戦とされた。
愛媛県内の自民党地方議員調査で有効回答を得た県市町議214人のうち、総裁選の投票先を明かしたのは193人。首相が101人(52%)で、石破氏が92人(48%)だった。
年代別にみると、40代以下は…