大リーグは20日、東京ドームで開催されるアスレチックス対マリナーズ戦で開幕する。米国時間の28日(日本時間29日)には全30球団が米国内での初戦を行い、本格的にシーズンへ突入。メジャー初挑戦の菊池(マリナーズ)や、手術明けで開幕には間に合わないものの、今季は打者に専念する大谷(エンゼルス)ら日本選手の活躍が期待される。6月にはレッドソックス対ヤンキース戦が、史上初めてロンドンで行われる。
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大谷「しっかり打てれば」
2019年シーズン。日本人投手で最初にマウンドに立つのが菊池だ。東京ドーム開幕2戦目の21日に先発予定。「家族や友達も楽しみにしている。キャリアのスタートをいい形で投げきりたい」と意気込む。
オープン戦は3試合に登板し、計9回を投げて、自責点は4。当初は、日本のボールよりも滑りやすい大リーグのボールに戸惑っていたが、約1カ月半のキャンプで克服。直球、スライダーに次ぐ球種としてチェンジアップにも手応えをつかみつつある。17年連続で地区優勝から遠ざかっているチームは選手の若返りに着手。また、昨季の投手陣からはエース左腕のパクストンが抜けて、菊池には大きな期待がかかっている。
その菊池と対戦を楽しみにしているのが、右ひじの手術で今季は打者に専念する大谷。マリナーズとエンゼルスは同地区のライバルでもある。「同じ高校(岩手・花巻東)の先輩と(対戦は)なかなかないと思うのでやりたいな。僕がしっかり打てればなと思う」と控えめながらも、しっかり語った。復帰は早くても5月とされるが昨季の22本塁打、61打点から、今年は数字をどこまで伸ばせるか。
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