地球温暖化で将来を危ぶむ若者たちが、対策に動きが鈍い国際社会に対して世界で一斉に抗議活動をする15日、日本でも東京都心でデモ行進が行われた。
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抗議活動は、スウェーデンの高校生グレタ・トゥンベリさん(16)が昨夏、たった一人で始めた。その危機感がSNSを通じて世界の若者に広がり、15日には100カ国以上で抗議活動がある。数十万人が参加するとみられる。
この日、東京都渋谷区の国連大学前には約100人が集まった。呼びかけた大学3年の小出愛菜さん(21)は「世界中で若者が声を上げているが、日本では関心が低い。対策をとる時間がまだある時に行動を起こすべきだ」などと訴えた。
その後、参加者は青山、原宿、渋谷の目抜き通りを、英語で「いまこそ気候問題に正義を」「地球にプランBはない」などと書かれたプラカードを掲げてデモ行進した。(石井徹)