鉄塔に興味を持ってもらい、送電事業の大切さを若い人に伝えたい――。東京電力パワーグリッド(PG)は25日、栃木県内に所有する鉄塔を撮影した「鉄塔カード」を作成したと発表した。送電線工事に携わる協力会社の新入社員の募集用につくり、会社説明会などで配布する。一部は一般向けに販売もする。
1914年に建設され、長距離送電の先駆けとなった「猪苗代旧幹線」(那須町)や、世界トップクラスの送電能力を持つ「南いわき幹線」(矢板市)など、夜空や紅葉を背景にした4種類のカードが1セットになっている。裏面には設備のタイプやプロフィルなどの説明があり、QRコードで位置情報もわかる。
5千セットを作成し、うち200セットは4月以降に一般販売する。専用カードケース付きで、1セット500円(税込み)。東電PGのイベントなどで販売される。
問い合わせは東電PGのカスタマーセンター(0120・995・007)へ。(桜井林太郎)