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保護者の体罰禁止、都条例が成立 国に先駆けて4月施行

保護者による体罰の禁止を明記した東京都の児童虐待防止条例が28日、都議会本会議で可決、成立した。「しつけ」と称した保護者からの体罰を防ぐ狙い。政府も同じ趣旨を盛り込んだ法改正案を国会に提出しているが、都の条例が先行して4月1日に施行される。


昨年3月に目黒区の船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5)が虐待後に死亡したとされる事件が発生し、都が再発防止策を検討。都道府県条例で初めて保護者による体罰の禁止を打ち出した。この日の都議会で全会派が賛成した。


条例は保護者の責務として、「体罰その他の子供の品位を傷つける罰を与えてはならない」と規定。保護者には児童養護施設の施設長や里親も含まれるとし、精神的苦痛を与えるような暴言も禁止対象としている。体罰の具体的な定義は記載せず、罰則はない。


結愛ちゃんが亡くなった事件で…


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