プロ野球のDeNAで、投手の打順といえば昨季まで8番が定位置だった。だが、29日の開幕戦は、ラミレス監督が他のチームと同じように9番で使うと試合前に明言した。昨季はかたくなにこだわり、批判の矛先の一つとなっていた下位の打順を入れ替えたのはなぜか。
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DeNA―中日の開幕戦を控えたこの日の午後3時過ぎ、一塁側ベンチに腰掛けたラミレス監督が報道陣に対し、先発オーダーを明らかにした。「9番は投手です」
上位を期待された昨季はけが人が相次いだこともあり、4位に沈み、3季連続のクライマックスシリーズ進出を逃した。チーム打率はリーグ最下位の2割5分。本塁打は、タイトルを取ったソト、筒香、ロペス、宮崎らがリーグトップの計181本を放ちながら、得点はリーグ最下位の572点だった。投手を8番に置いた打線はつながりを欠くことが多く、野球解説者に批判されてもなお、ラミレス監督は貫いた。
もともと、8番に投手を置く先…