大阪府と大阪市は1日、新年度からの新規採用職員の任命式や発令式を開いた。松井一郎・前知事と吉村洋文・前市長が知事・市長のダブル選に立候補したことに伴い、「トップ」不在での式典となった。
府の新規職員は457人。4月1日時点で知事が不在なのは1955年以来という。府庁で開かれた任命式では、知事の職務代理者の竹内広行・副知事が新職員らを前に、「府政の担い手という自覚を持ち、これからの大阪のために最大限の努力と工夫を重ねてほしい」とあいさつ。代表として服務宣誓を読み上げた木村研太さん(23)は「(大阪・関西)万博に関わる仕事をしたい。2025年に向けて大阪の魅力を高め、発信していきたい」と語った。
市も、市中央公会堂で発令式を開き、計420人の新規職員が出席した。(新田哲史、吉川喬)
■入社式も…