大阪維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は16日、政治資金問題が浮上している堺市の竹山修身(おさみ)市長のリコール(解職請求)を検討する考えを示した。維新の堺市議団が提出する方針の不信任決議案が可決されない場合、具体的な準備に着手する考えだ。
竹山氏は15日、三つの政治団体の2012~17年の政治資金収支報告書で収支合わせて2億3484万円が記載漏れだったとする報告書を市議会に提出。竹山氏は「私的流用はない」と辞職を否定している。
松井氏は記者団に「大阪全体の信用を失墜させるような公人は辞めるべきだ」と述べ、竹山氏は辞職すべきだと強調。7日の堺市議選(定数48)で当選した維新市議(18人)が新任期となる5月以降、不信任案を「速やかに提案する」と話した。他会派が賛同せず否決された場合は、対抗策としてリコールに取り組む考えだ。
リコールに必要な署名数は地方…