口癖は「周りの方のおかげ」、そっと雄星見守った父——贯通日本资讯频道
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口癖は「周りの方のおかげ」、そっと雄星見守った父

大リーグ・マリナーズの菊池雄星(ゆうせい)投手の父、雄治(ゆうじ)さんが31日、59歳の若さでなくなった。日本時間の30日に、雄星が米国での初登板を終えたばかりだった。


菊池雄星投手の父・雄治さん死去 入団会見、見守り


昨年6月、盛岡市内で雄治さんに取材をする機会があった。雄星と同じくらいの体格。「靴のサイズも一緒だけど、身長は雄星より大きいんです」。目元もよく似ていた。


雄治さんが取り出したのはアルバムや資料。小中学校の卒業アルバムのほか、小学2年の誕生日に雄星が夢を書いた紙や、イチローについての作文など、丁寧にファイリングされていた。「スポーツ用品店をやりたいとか言ってたな」「応援団長とかもやって、やんちゃだった」。笑みを浮かべながら、約2時間半、大いに話してくれた。


西武時代に雄星が投げる時、自分でチケットを取っていたという。「雄星に頼めばもらえるんだけどね。ファンクラブで申し込んで観戦した。妻とも隣じゃなくてバラバラでした」。他のファンと同じ姿勢を貫いた。「私たち親は何もしていない。友達や指導者をはじめ、周りの方のおかげ。周囲の人に恵まれた子です」が口癖だった。


昨年、西武が10年ぶりにリーグ優勝をした時、連絡をした。返ってきたのは、「正念場が続きますのでこれからも応援よろしくお願いいたします」という丁寧なメッセージ。息子を思いやる姿が伝わってきた。(大坂尚子)


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